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新聞やTV、雑誌など、いまの日本には「生活習慣病」という言葉があふれかえっています。
とても身近な病気ですが、実際にどれくらいの人がかかっているのでしょうか?
患者数は、糖尿病740万人(予備軍を含めると1,620万人)、脂質異常症3,000万人、高血圧3,100万人。驚くほど多くの人が生活習慣病の危機にさらされています。
2004年に実施された厚生労働省の調査によると、いま話題のメタボリック・シンドロームの場合、患者数は成人で約2,700万人(予備軍も含める)、40歳以上では1,960万人(予備軍を含める)にも達すると言われています。男性では2人に1人、女性では5人に1人という割合です。
メタボリック・シンドロームとは、内臓脂肪型肥満で、さらに高血圧・高血糖・脂質異常症のうち2つ以上が該当する場合をさします。
高血圧、高血糖、脂質異常症の1つ1つは軽くても、内臓脂肪型肥満と重なると動脈硬化症になるリスクが急激に増す(※1)ことから、メタボリック・シンドロームと名づけられて区分されています。
このように内臓脂肪型肥満が危険視されるのには、理由があります。最近の研究から、内臓脂肪を構成している脂肪細胞の中に悪役がひそんでいて、この悪役物質が高血圧や糖尿病を発症させ、ひいては心疾患や脳血管疾患などの動脈硬化性疾患を引き起こすことがわかってきたのです。
※1 米国では健常者に比し40倍弱という報告があります