足の痛みと動脈硬化症の関係
このような足の痛みを感じることはありませんか?
一定の距離を歩くとふくらはぎの部分が痛くなり、立ち止まってしばらく休むと足の痛みが消えるという症状、これに心当たりがある方は動脈硬化症が疑われます。
足の筋肉は、運動をすると普段の10倍近くの血液を必要とします。しかし動脈硬化になると、血管が詰まって必要な量の血液がいきわたらなくなります。すると筋肉に乳酸などがたまりそれを足の痛みとして感じるのです。このような足の動脈硬化の症状で、上り坂や階段を登る時に足の痛みが早く出るということがあります。これは上りの方がより多くの血液を必要とし、すぐに血液が不足してしまうからです。立ち止まっている時は筋肉がさほど血液を必要としないので、足の痛みが引きます。
典型的な症状
- 1一定の距離を歩くと痛む
- 2休むと足の痛みが引く
- 3上り坂/上り階段がつらい
- 足の血圧を測定して動脈硬化の進行度合いがわかる
- 動脈硬化は全身病でいろいろなところに起こるものです。足の痛みとして症状が現れるこうした足の動脈硬化が起きている人の7割は、脳や心臓でも動脈硬化が起きていると言われています。動脈硬化がどの程度進行しているか、頭や心臓の場合はなかなかは外からではわかりません。
しかし足の動脈硬化の場合は「足の血圧」を測ることで簡単に進行の程度を知ることができるのです。
- ※「足の血圧」は必ず医療機関で測定してください。(家庭用の血圧計では測定できません)
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