人はみな、年齢を重ねると動脈硬化症になります。動脈硬化症はある種の老化現象とも言えるでしょう。しかし、同じ年齢であっても血管の状態には個人差があることから、年齢のほかに「高血圧」「高血糖」「脂質異常症」「高尿酸血症」「ストレス」「喫煙」などの生活習慣とのかかわりが考えられます。また、動脈硬化症の進行は「足の痛み」としてあらわれることが多いといわれています。
最近、「メタボリック・シンドローム」という用語が話題になっていますが、これは内臓脂肪型肥満で高血圧・糖尿病・脂質異常症のうち2つ以上該当する状態をさし、動脈硬化症になる危険性を高めるとして注意が呼びかけられているものです。
こうした生活習慣病を抱える人は動脈硬化症の進行が早いので、早期の検査が必要となります。
ほかにも、ストレスを抱えている、タバコを吸う、運動不足、足にしびれがあるという人も早めに医師に相談しましょう。
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